赤ちゃんの離乳食が進んでくると、気になり始める栄養のひとつが鉄分です。
最初の頃は「食べる練習」が中心だった離乳食も、月齢が進むにつれて少しずつ栄養を食事からとる割合が増えていきます。
鉄分は、離乳食期に意識して取り入れたい栄養素のひとつです。
とはいえ、「じゃあ毎日レバーを食べさせよう」というのは、実際に離乳食を作っているとかなり大変。
鉄分を含む食材はいろいろありますが、赤ちゃんが食べやすい形にして、少量ずつ用意して、毎日の献立に組み込むとなると意外と手間がかかります。
特にレバーは、下処理や加熱、なめらかにする作業まで考えると、少量の離乳食のために毎回用意するのはなかなか大変です。
だからこそ、普段の食事をベースにしながら、便利なパウダーやきなこなどを上手に使うくらいが続けやすいと思います。
今回は、離乳食に取り入れやすい鉄分食材と便利グッズを、使い方がかぶりすぎない4タイプに絞って紹介します。
赤ちゃんの鉄分、食事だけで毎日とるのは意外と大変
鉄分を含む食品として思いつきやすいのが、レバーや赤身肉、魚、大豆製品など。
もちろん普段の離乳食からいろいろな食材を食べることが基本ですが、毎食「鉄分まで完璧にしなきゃ」と考えると、離乳食作りはかなり大変になります。
特にレバーは、
- 下処理をする
- 加熱する
- 赤ちゃんが食べやすい状態にする
- 少量ずつ分ける
- 独特の風味を食べやすくする
と、少量を使うわりに工程が多め。
鉄分は全部手作りで頑張るより、手作りと便利なものを混ぜた方が続けやすいです。
普段は肉・魚・豆類などを意識しつつ、「今日は鉄分が少なそうだな」という日にパウダーを少し足す。
それくらいの使い方でも、毎日の負担はかなり変わります。
鉄分パウダーは「毎日の保険」くらいに考えると使いやすい
鉄分補給用のパウダーは、毎食それだけに頼るというより、いつもの離乳食にちょっと足せる便利アイテムとして使うと取り入れやすいです。
おかゆやスープ、ヨーグルト、月齢に合った手作りおやつなど、その日の献立に合わせて使えます。
特にレバーは自分で下処理する手間を考えると、パウダーとの相性がいい食材。
ここからは、以前の記事でも紹介していた商品の中から、役割が重なりすぎない4つを紹介します。
離乳食に取り入れやすい鉄分食材・便利グッズ4選
1. bebeco まるごと鶏レバーパウダー
レバーの下処理をしたくないなら、一番わかりやすい選択肢。
鶏レバーをパウダー状にした商品です。
レバーの一番大変なところは、やっぱり下処理。
少量しか使わない赤ちゃんの離乳食のために、毎回レバーを買って処理するのはかなり面倒です。
パウダーなら、いつものおかゆやスープなどに少量混ぜるだけ。
「鉄分は意識したいけど、レバー料理までは頑張れない」という家庭にはかなり使いやすいと思います。
レバー特有の風味はあるので、商品に記載された使用量や対象月齢を確認しながら、少量から試すのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- レバー由来の鉄分を取り入れたい
- 下処理の手間を減らしたい
- 普段の離乳食に少量ずつ混ぜたい
2. スクスクダイズ 鉄分きなこパウダー
鉄分を意識しながら、手作りおやつデビューにも使いやすい。
個人的に今回かなり取り入れやすいと思うのが、きなこタイプです。
きなこは離乳食に混ぜるだけでなく、赤ちゃん用の手作りおやつにも使いやすいのがいいところ。
大豆をすでに問題なく食べられていて、月齢に合った形状で食べられるなら、
- バナナ+きなこ
- ヨーグルト+きなこ
- きなこ入り蒸しパン
- きなこパンケーキ
- さつまいも+きなこ
など、かなり使い回せます。
「そろそろ赤ちゃんのおやつを手作りしてみたい」というタイミングにも相性がいいです。
最初から凝ったおやつを作らなくても、バナナやさつまいもに少量のきなこを合わせるだけでも十分。
鉄分を意識することと、食べる楽しみを増やすことを一緒に始めやすいのがきなこの良さです。
大豆が初めての場合は、アレルギーにも配慮して、少量から赤ちゃんの様子を見ながら進めましょう。
こんな人におすすめ
- レバーの風味が苦手そう
- おやつにも使いたい
- きなこを普段の食事に取り入れたい
- 幼児期まで使いやすいものが欲しい
3. 枕崎産おさかな鉄分パウダー
レバー以外の動物性食材から取り入れたいなら。
魚由来の鉄分を取り入れたい人には、おさかなパウダーも選択肢になります。
レバー、きなこ、お魚と種類を変えられると、毎日同じ味になりにくいのもメリット。
おかゆや野菜などに混ぜたり、少し大きくなってからはふりかけ感覚で使ったりしやすいタイプです。
商品によって対象月齢が決まっているので、購入時は現在の商品ページで確認してください。
こんな人におすすめ
- 魚由来の鉄分を使いたい
- レバー以外の味も用意したい
- ごはん系に混ぜやすいものが欲しい
4. はぐくみ太郎 こっそり鉄分
毎回計量するのが面倒なら、スティックタイプも便利。
粉ものは便利ですが、毎回スプーンで量を測るのが地味に面倒なこともあります。
そんな人には、1回分ずつ分けられたスティックタイプも使いやすいです。
外出先や実家などにも持っていきやすく、毎回容器から量る手間を減らせるのがメリット。
商品ごとに対象月齢や使用量が決まっているため、使う前に現在の商品表示を確認してください。
こんな人におすすめ
- 毎回計量するのが面倒
- 外出先でも使いたい
- 1回分ずつ管理したい
4つをざっくり比べると?
| 商品 | 特に向いている人 |
|---|---|
| bebeco まるごと鶏レバーパウダー | レバーの下処理を省きたい |
| スクスクダイズ 鉄分きなこパウダー | おやつにも使いたい |
| 枕崎産おさかな鉄分パウダー | 魚由来の鉄分を取り入れたい |
| はぐくみ太郎 こっそり鉄分 | 計量の手間を減らしたい |
普通のきなこでも、手作りおやつは十分楽しめる
もちろん、鉄分を意識した商品を毎回使う必要はありません。
普通のきなこも、赤ちゃんのおやつ作りではとても便利です。
大豆をすでに食べられているなら、バナナやさつまいもなど自然な甘みのある食材と合わせるだけでも立派なおやつになります。
離乳食が進んでくると、「ごはんとは別に、何か簡単なおやつを作ってみたい」と思うことがあります。
そんなとき、いきなり凝った赤ちゃん用お菓子を作らなくても大丈夫。
バナナをつぶしてきなこを混ぜる。
月齢や食べる力に合っていれば、小さなパンケーキや蒸しパンにしてみる。
まずはそれくらいからで十分です。
手作りおやつは「栄養を完璧にする」より、食べる楽しみや、いろいろな味・食感に慣れてもらうくらいの感覚で始めると続けやすいと思います。
鉄分は「一品で完璧にする」より、いろいろ組み合わせる
鉄分というと「レバーを食べさせなきゃ」と思いがちですが、毎日レバーにする必要はありません。
肉、魚、大豆製品など、いろいろな食材を組み合わせながら、必要なときに便利なパウダーを使う。
例えば、
朝はきなこ、昼は魚、夜は肉。鉄分が少なそうな日はパウダーをプラス。
そんなふうに考えると、かなり気楽になります。
大切なのは、毎食を完璧にすることではなく、いろいろな食材を無理なく続けて食べられる形を作ること。
離乳食は毎日続きます。
だからこそ、手作りだけにこだわらず、便利なものも使いながら続けられる方法を見つけていきたいですね。
まとめ|レバーを毎日頑張らなくても、鉄分は取り入れられる
赤ちゃんの成長にとって鉄分は意識したい栄養素ですが、毎日レバーを下処理して食べさせる必要はありません。
普段の肉や魚、大豆製品などをベースにしながら、
- レバーパウダー
- 鉄分きなこ
- おさかなパウダー
- スティックタイプ
などを上手に使えば、離乳食作りの負担をかなり減らせます。
そして大豆を食べられるようになったら、きなこを使った簡単な手作りおやつに挑戦してみるのもおすすめです。
離乳食は「全部手作り」「全部完璧」を目指すほど大変になります。
栄養は意識する。でもラクできるところはラクする。
そのくらいの方が、毎日の離乳食は続けやすいと思います。

