赤ちゃんの保湿剤って、ドラッグストアで1,000円台で買えるものもあれば、3,000円、5,000円近くするものまでかなり差があります。
毎日全身に使うものなので、「安い保湿剤で十分なのか、それとも赤ちゃんの肌には高いものを使った方がいいのか」と迷いやすいところです。
先に結論を言うと、高い保湿剤だから必ず赤ちゃんの肌に合う、安いから保湿力が低い、というわけではありません。
大切なのは、値段よりも「赤ちゃんの肌に合っているか」「必要な保湿力があるか」「毎日たっぷり塗り続けられるか」です。
まず知っておきたい|赤ちゃんの肌はもともと乾燥しやすい
赤ちゃんの肌は大人より薄く、皮膚のバリア機能もまだ未熟です。
そのため、見た目はきれいでも乾燥しやすく、季節や入浴、衣類のこすれなどで肌が荒れることがあります。
保湿剤は「肌が荒れてから使うもの」というより、乾燥しやすい赤ちゃんの肌を日常的に守るために使うものと考えるとわかりやすいです。
新生児期からの保湿でアトピー性皮膚炎の発症リスクが下がったという研究もありますが、保湿剤だけで湿疹やアトピー性皮膚炎そのものを治療できるわけではありません。
赤みや湿疹、ジュクジュク、強いかゆみなどが続く場合は、「もっと高い保湿剤に変えればいいかな」と保湿剤だけを替え続けるより、小児科や皮膚科で相談する方が安心です。
安い保湿剤と高い保湿剤、何が違うの?
安い保湿剤でも、基本の保湿は十分できるものがある
ドラッグストアで買いやすい価格帯の商品でも、ワセリン、グリセリン、セラミド系成分などが入っているものがあります。
つまり、安いから赤ちゃんの保湿に使えないということではありません。
肌トラブルが少なく、塗ったあとに赤みや刺激も出ず、乾燥も防げているなら、その商品をたっぷり使い続ける方が現実的なこともあります。
高めの保湿剤は「処方・テスト・使いやすさ」にお金がかかっていることも
一方、高価格帯のベビー用保湿剤を見ると、独自の保湿成分、セラミドやアミノ酸など複数の保湿成分、新生児や敏感肌を想定した使用テスト、容器やテクスチャーなどにこだわっている商品があります。
なので高い商品の価値は、単に「保湿力が高い」というより、赤ちゃんに毎日使うことを想定した処方や使い心地、試験内容まで含めた設計にある場合があります。
高いものを買うなら、値段ではなくここを見たい
1. 赤ちゃんの肌に合う低刺激設計か
「無添加」と大きく書かれていても、何を無添加にしているかは商品ごとに違います。
それよりも、無香料、アルコールフリー、弱酸性、皮膚刺激テスト済み、乳幼児での使用テスト済みなど、自分が気になる項目を具体的に確認する方が選びやすいです。
2. 保湿成分が「水分を与える+逃がしにくくする」の両方に配慮されているか
グリセリンやアミノ酸などの保湿成分に加えて、ワセリンやスクワラン、セラミド系成分などが組み合わされているものは、乾燥しやすい肌に使いやすいです。
ただし、成分数が多ければ多いほど優秀というわけではありません。
3. 毎日全身に塗れる価格と使いやすさか
高い保湿剤を買っても、「もったいないから少しだけ塗ろう」となってしまうなら、手頃な価格の商品をたっぷり毎日使える方が合っていることもあります。
赤ちゃんは塗る範囲が広いので、ポンプの押しやすさや伸びの良さも毎日の使いやすさに直結します。
新生児のうちから「敏感肌かどうか」って分かる?
最初からはっきり「この子は敏感肌」と決めるのは難しいです。
新生児はそもそも皮膚のバリア機能が未熟で、多くの赤ちゃんが乾燥したり、皮がむけたり、赤くなったりします。
なので、生後すぐの肌だけを見て「一生敏感肌なんだ」と判断する必要はありません。
ただ、保湿してもすぐカサカサする、同じところに赤みや湿疹を繰り返す、汗や衣類の刺激で荒れやすい、家族にアトピー性皮膚炎やアレルギー疾患がある、などが続く場合は、より丁寧にスキンケアしたいと感じる家庭はあると思います。
特に湿疹が続く場合は、「敏感肌だから」で済ませず、早めに医療機関へ相談することも大切です。
保湿剤に少しお金をかけてもよさそうなのはこんな家庭
- 手頃な保湿剤では乾燥が気になる
- 肌が荒れやすく、低刺激設計をより重視したい
- 新生児期から毎日しっかり保湿したい
- 塗りやすさやべたつきにくさを重視したい
- 使用テストや処方設計まで確認して選びたい
- 多少高くても、毎日ストレスなく続けられるものが欲しい
逆に、安い商品で肌の状態が安定していて、毎日十分な量を使えているなら、値段を上げるためだけに買い替える必要はないと思います。
おすすめ1|ピジョン ベビーミルクローション ワセリンイン
まずは手頃な価格帯からしっかり保湿したい人に。
高精製ワセリンとセラミドNPなどを配合した、顔・からだに使えるタイプ。
0か月から使える商品として販売されていて、無香料・アルコールフリーなど、毎日の赤ちゃんケアに使いやすい設計です。
おすすめ2|ミノン ベビー全身保湿ミルク
ドラッグストア系でも、敏感肌向けの設計を重視したい人に。
0歳から使える全身用保湿ミルク。
無香料・無着色・弱酸性で、肌のバリア機能を考えた保湿成分と肌荒れ防止成分が配合されています。
おすすめ3|ママ&キッズ ベビーミルキーローション
新生児期から、処方や使用テストまで重視して選びたい人に。
独自の保湿成分やアミノ酸、スクワランなどを組み合わせた処方で、新生児・乳幼児の連用テストや各種皮膚テストも実施されています。
価格だけを見るとかなり高めですが、「何にお金を払っているのか」が比較的わかりやすい商品です。
おすすめ4|ピジョン フィルベビーリペア 高保湿ミルクローション
乾燥しやすさや敏感肌向けの設計を重視したい人に。
同じピジョンでも、こちらは敏感肌・乾燥肌を意識した高保湿タイプです。
バリア機能をサポートする保湿成分を配合し、弱酸性・低刺激、アルコール・パラベン・香料・着色料無添加として販売されています。
また、最後まで使いやすい密封ポンプボトルになっているのも、毎日全身に使うものとしては便利なポイントです。
商品1のような手頃なベビーローションで十分な子もいますが、乾燥しやすさが気になる、もう少し高保湿なものを試したいという家庭なら比較しやすい一品です。
4つをざっくり比べると
| 商品 | こんな人に |
|---|---|
| ピジョン ベビーミルクローション ワセリンイン | 価格を抑えてたっぷり使いたい |
| ミノン ベビー全身保湿ミルク | 敏感肌向け設計も重視したい |
| ママ&キッズ ベビーミルキーローション | 新生児期から処方・テスト内容まで見て選びたい |
| ピジョン フィルベビーリペア 高保湿ミルクローション | 乾燥しやすさ・敏感肌向け設計を重視したい |
高い保湿剤に「高いだけの価値」はある?
私は、人によってはある。でも全員に必要ではないというのが一番近いと思います。
高価格帯の商品には、独自の保湿成分、使用テスト、テクスチャー、容器、製造管理など、値段に反映されている部分があります。
でも、赤ちゃんの肌が手頃な商品で安定しているなら、それで十分なこともあります。
逆に、乾燥しやすい、毎日塗るのが大変、使用感が合わず続かないという場合には、少し高くても「毎日ちゃんと使える商品」に変える価値はあると思います。
まとめ|高いか安いかより「その子の肌に合って、毎日続けられるか」
赤ちゃんの保湿剤は、値段だけで選ぶ必要はありません。
まずは手頃なベビー用保湿剤から使ってみて、肌の状態が落ち着いているならそのまま続けてもOK。
もし乾燥が強かったり、使用感が合わなかったり、低刺激設計や使用テストまで重視したくなったら、少し高めの商品を検討する。
そんな順番でも十分だと思います。
そして、赤みや湿疹が続くときは「もっといい保湿剤を探さなきゃ」と延々と商品を替えるより、医師に相談することも大切です。
高い保湿剤を買うことより、赤ちゃんの肌を見ながら、無理なく続けられるケアをすること。
そこを基準に選ぶのが一番だと思います。
